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夜中にひどくなる【咳の原因】は心不全の可能性あり!

      2017/03/04

夜中に咳が出て、眠れないことありますよね。

時には「たん」が伴うことも。

昼間はほとんど出なくて、夜中にひどくなる咳には、重大な病気が潜んでいる場合があります。

起き上がると少し楽になる咳と、見たことのない「たん」には特に注意が必要です。

「せき」や「たん」は肺からのSOSサイン。

一時的に止めるよりも原因を探ることが大切です。

夜中に出る咳の原因に、副鼻腔炎や気管支炎、気管支喘息などがあります。

今回は心臓が原因(心不全)の咳、「心臓性喘息」にスポットを当てて、その原因や治療法について分かりやすくお伝えします。

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1 心不全でなぜ夜中に咳が出るの?【動画付】

ご存知のように心臓は4つの部屋からできています。

  • 左心室と左心房(全身に血液を送り出す)
  • 右心室と右心房(戻ってきた血液を肺に送り出す)

心不全によって血液を送り出す側の左心室の働きが悪くなると、肺で酸素補給した血液を左心室手前の左心房に取り入れられなくなります。

すると心臓の手前の肺で血液が渋滞してしまいます。

そうなると肺が「うっ血:(血液が停滞して増加した状態)」を起こしてしまいます。

うっ血により肺に水が溜まります。

この溜まった水を「たん」として外に出したいために咳が起こります。

 

心不全の概要が分かる動画をご用意しましたのでご覧ください。

 

<では心臓性喘息の咳は、なぜ夜中に出るのでしょうか。>

夜、横になると心臓の高さが下がり、下半身の血液が一気に心臓に戻ろうとします。

すると肺の毛細血管内の圧力が起きている時に比べて高くなります。

毛細血管の水圧が高くなると、そこから肺胞内に水分がしみだして、咳が出るのです。

筆者作成

筆者作成

 

2 心臓性喘息の症状

心臓性喘息の症状は、夜中に寝ているときの激しい咳と泡状のたんです。

症状が進むと唇が紫色になり、冷や汗が出て意識がもうろうとすることがあります。

呼吸困難や「ゼーゼー」などの呼吸音が伴うこともありますので、気管支喘息と思ってしまう方もいます。

しかし心臓性喘息の特徴は体を起こすと、咳が治まる(楽になる)ことです。

そして泡状のたんです。

たんの色は白、もしくは均一なピンク色です。

 

<症状をまとめますと>

・夜間就寝時の発作的な咳(体を起こすと治まる)

・泡状のたん(白または均一なピンク色)

・呼吸困難

・冷や汗

・意識状態の悪化

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3 心臓性喘息の原因(心原性肺水腫とは)

心臓性喘息の原因は心原性肺水腫です。

心原性肺水腫とは心臓が原因で肺に水がたまる病気です。

<心原性肺水腫とは>

肺には網目状の毛細血管が無数にあってガス交換を担っています。

毛細血管には小さな穴があり、そこから血液成分が出入りしています。

正常な状態ではこの出る量と戻る量のバランスが取れています。

しかし何らかの原因で心臓の左心室から血液を送り出す働きが低下し、心臓の手前の肺で血液が過剰に貯留すると、毛細血管内の水圧が高くなって、肺胞内に血液の液体成分が過剰にしみ出てしまいます。

この状態が心原性肺水腫です。

筆者作成

筆者作成

肺に溜まった水分を「たん」として外に出そうとして咳が出ます。

 

4 心臓性喘息の検査

病院での問診や聴診検査等で心臓性喘息が疑われた場合、胸部X線検査などが行われます。

 

5 心臓性喘息の治療法

心臓性喘息の症状は呼吸困難や発作的な咳ですが、原因が心臓にあるため、心臓に対する治療が主体となります。

  • カテコールアミン投与(心拍出量を増加させる為)
  • 利尿剤の投与(肺胞内の水分を減らす為)
  • 酸素投与(呼吸不全の対症療法)

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6 こんな時はすぐに救急車を呼びましょう。

寝ている時に発作的な咳が起き、体を起こすと、咳が少し楽になる場合、急性心不全による急性肺水腫の可能性があります。

出来るだけ早く専門医療機関を受診しましょう。

また咳だけでなく、白や均一なピンク色の「たん」が伴う時には直ぐに救急車を呼びましょう。

治療が遅れると手遅れになる可能性があります。

 

夜中の咳が軽い場合でも、そのまま放置すると、心不全が慢性化することがあります。

左側の心不全に続いて、右側も心不全を起こすケースが多いそうです。

慢性心不全を避けるためにも早めの受診をお勧めします。

<最後に>

心臓性喘息に限らず、咳は色々な原因で出ます。

市販の咳止め薬で対処したいところですが、場合によっては薬を飲まない方が良いケースもあります。

咳止め薬を飲む前に、こちらの記事も参考にして頂ければ幸いです。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

(この記事の内容の実施に当たりましては、読者様の自己責任により、ご活用お願い申し上げます。)

 - 【健康】

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