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顎の「しこり」は【悪性リンパ腫】の可能性あり!

      2017/12/07

「顎にしこりができたんだけど、ちょっと見て!」

家族:「あ~目立つ場所だね!」

ご家族でそんな会話をされた方もいらっしゃるかもしれません。

 

顎にしこりができると、それが良性なのか悪性なのか気になりますよね。

私の父は首にしこりができて、だんだん大きくなるので病院で診てもらったら【悪性リンパ腫】でした。

しこりは時に重大な病気のサインになることも。

今回は顎の「しこり」、良性・悪性の見分け方を中心に、顎にできるしこりについて分かりやすくご紹介させていただきます。

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1 顎の「しこり」、良性・悪性の見分け方

顎の下にできるしこりに「顎下リンパ節」と「オトガイ下リンパ節」が原因のものがあり、良性・悪性があります。

「顎下リンパ節」の位置は顎下の左右。

「オトガイ下リンパ節」は顎下の中央にあります。

人体には血管とは別にリンパ管が全身をめぐっています。

リンパ管にはリンパ球を含むリンパ液が流れていて、古くなった細胞を運んだり、体に入ってきた菌やウイルスの処理を行っています。

このリンパ管は、ところどころ集積合流していて、その合流点がリンパ節です。

小豆くらいの大きさで、全身に600ヶ所程度あり、顎下リンパ節とオトガイ下リンパ節もその一つです。

 

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<顎の「しこり」、良性・悪性の見分け方>

顎にできる「しこり」の殆どは良性のリンパ節の腫れですが、

まれにリンパ節が癌化する悪性リンパ腫が発生することがあります。

下の表は、ご自分でしこりに気づいた時に、「これはもしかして悪性?」と疑った方がよい特徴についてまとめたものです。

 


「しこりの硬さ」については、自分で触ってこれが硬いのか、軟らかいのかの判断がしづらいかしいかもしれません。

また「しこりの可動性」とは、しこりを横から押したときに、少し動くような感じがするということで、これも個人差もあって分かりづらいかもしれません。

左右両側の顎下リンパ節が同じくらいに腫れている時は、良性の可能性が高いようです。

しこりが短期間で大きくなったり、しこりの数が増える場合は特に注意が必要です。

上記の特徴はあくまでも目安としての特徴ですので、自己判断で終わらせずに、専門医療機関の受診をおすすめします。

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2 悪性リンパ腫とは【動画付】

悪性リンパ腫とはリンパ球が何らかの原因で癌化したものです。

発病すると首やわきの下、顎などにあるリンパ節にしこりができたり、腫れたりします。

日本での年間発症患者数は約1万人とされ、女性4に対し男性6と男性に多い傾向があります。

悪性リンパ腫の原因はまだ解明されていませんが、疑われる要因として、

  • ウイルス感染
  • 放射線
  • 殺虫剤
  • 除草剤

などが関係しているのではないかと考えられています。

他のがんと同じく、早期発見、早期治療が大切です。

悪性リンパ腫の概要がわかる動画をご用意しましたので、ご覧ください。

 

悪性リンパ腫についての詳しい記事は下記をご覧ください。

首のしこりは【悪性リンパ腫】の可能性あり!

 

3 顎にできる「しこり」の種類

前述の悪性リンパ腫はまれなケースですが、顎できるその他の一般的な「しこり」をご紹介いたします。

粉瘤

リンパ節の腫れ

脂肪腫

甲状腺の腫れ

口唇ヘルペス

唾液腺炎

唾石症

細菌性顎下腺炎

咽頭がん

 

それでは個別に見ていきましょう。

<3-1 粉瘤>

粉瘤(アテローム)とは袋状になった皮下組織に古い角質や老廃物がたまってしこりになったものです。

粉瘤は脇の下やおしり、耳たぶなどによくできますが、顎の下にもできます。

皮膚の古い角質は、普通「垢」として皮膚の表面から落ちますが、まれに毛穴の奥にできた袋状組織にたまることがあり、そこが腫瘍・しこりになります。

粉瘤は良性腫瘍。

通常は痛みを伴わないしこりですが、袋状組織内に菌が入り込んで化膿してしまうと赤く腫れ、痛みが出ます。

初期症状はかゆみを感じ、その後しこりができるケースが多いようです。

粉瘤ができる原因はまだ解明されていませんが、要因として

  • 外傷
  • 打撲
  • ストレス
  • 疲労

などが関係しているのではないかと言われています。

このしこりは自然に消えることはなく、放っておくと徐々に大きくなります。

またごく稀に癌化するケースもあるとのこと。

痛みを伴う場合はもちろんですが、あまり大きくならないうちに整形外科か皮膚科で診てもらうことをおすすめします。

治療法は日帰りできる簡単な手術で、垢がたまった袋状組織を取り除きます。

<3-2 リンパ節の腫れ>

顎にできるしこりの原因で多いのが顎下リンパ節の腫れです。

リンパ節の腫れによるしこりの特徴は、触ると比較的軟らかい感触で、動くような感覚があります。

人体にはリンパ管が張り巡らされていて、リンパ管が合流するリンパ節では、細菌やウイルスなどを排除しています。

顎下リンパ節の腫れは、歯周病や口内炎などによって口から入ってきた細菌やウイルスを白血球が排除する免疫反応によるもので、この時に顎のリンパ節が腫れてしこりになるのです。

ですので原因の歯周病などが治まれば、しこりも徐々に消えていきます。

もし原因病が治って数日たってもしこりが無くならない様でしたら、悪性リンパ腫の可能性もありますので、早目に耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。

<3-3 脂肪腫>

脂肪細胞がしこり状に増殖してできた腫瘍で、40代~50代の女性に多い良性腫瘍です。

肩や背中などに多い脂肪腫ですが、顎にできることもあります。

大きさは豆粒くらいから10センチ超えまで。

通常、痛みはありませんが、大きくなりすぎたり神経の近くにできると痛みを伴うこともあります。

子供のころにでき始める人もいて、少しずつ大きくなります。

脂肪腫に似た疾患に脂肪肉腫(悪性)があります。

良性では数年単位で増大するのに対して、悪性では月単位で急速に増大することが通常である。

 

引用:軟部腫瘍診療ガイドラインより
file:///C:/Users/%E4%B8%80%E6%88%90%E7%94%A8/Desktop/Downloads/123_231.pdf
(2016/05/11)

治療法は皮膚科もしくは形成外科での摘出手術が主で、しこりが小さく、痛みを伴わない場合、経過観察になることもあります。

<3-4 甲状腺の腫れ>

甲状腺が腫れると、顎の下にしこりができてしまうことがあります。

甲状腺は喉仏のすぐ下にある臓器で、甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌しています。

甲状腺ホルモンは新陳代謝を刺激、促進したり子供の成長を促したりします。

甲状腺が腫れる病気として次のものがあります。

  • バセドウ病(甲状腺ホルモン過多)
  • 橋本病(甲状腺ホルモン不足)
  • 甲状腺腫瘍(良性)
  • 甲状腺腫瘍(悪性)

顎の下にしこりができた場合、甲状腺の病気が疑われますので、早目に内科または内分泌化の受診をおすすめします。

<3-5 口唇ヘルペス>

口唇ヘルペスが原因で顎の下にしこりができることがあります。

口唇ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルスによって口の周辺や唇に水ぶくれができる疾患です。

日本人の1割の人に発症経験があり。

このウイルスの感染率は20~30歳代で約50%、

60歳以上では殆どの人が保有しているとされています。

同じコップやタオルを使うことでも人から人へ感染し、風邪などで体調が悪いときに症状がでます。

治療法は抗ヘルペスウイルス薬を使った薬物療法で、飲み薬と塗り薬がありますが、完全にウイルスを退治することはできません。

皮膚科もしくは内科で診てもらいましょう。

<3-6 唾液腺炎>

唾液腺とは唾液を作って分泌する腺のことです。

唾液腺は分泌量により大唾液腺と小唾液腺に分類され、大唾液腺には

  • 耳下腺(じかせん)
  • 顎下腺(がっかせん)
  • 舌下腺(ぜっかせん)

がそれぞれ左右にあります。

唾液腺が炎症を起こすと、顎の下に痛みを伴うしこりができることがあります。

唾液腺炎とは、唾液腺に細菌やウイルスが侵入して炎症を起こした状態で、しこりの他にも頭痛や発熱、耳下の痛みなどの症状がでます。

子供が罹りやすいおたふく風邪(耳下腺炎)も唾液腺炎の一種です。

炎症が長く続くと、次でご紹介します唾石症をまねくこともありますので、早目の治療がたいせつです。

治療法は細菌性炎症の場合、抗生剤の投与になります。

顎の下が腫れて痛む場合、唾液腺炎が疑われますので、早目に耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。

<3-7 唾石症>

唾石症とは唾液の通路に石ができて詰まり、そこが腫れて痛む病気です。

大唾液腺の一つ、顎下腺はその名の通り顎のすぐ下、左右両側にあります。

顎下腺がはれる病気で最も多いのが唾石症。

食事中は唾液の分泌が多くなるので、しこりが大きくなって痛みが増しますが、食後時間がたつと症状が緩和します。

治療法は石を取り除く手術がメインです。

石が口に近い位置でしたら口の中から、

奥の方でしたら顎の下からの手術になります。

唾石症が疑われる場合、耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。

<3-8 中咽頭がん>

咽頭は上咽頭、中咽頭、下咽頭に分類され、中咽頭部に発生するがんが中咽頭がんです。

中咽頭部にがんができると、顎の下にしこりができることがあります。

中咽頭がん症状は、

  • 咽頭の痛み
  • 嚥下痛(えんげつう)
  • 喉の腫れ
  • 頸部リンパ節腫大

原因として考えられている因子は

  • たばこ
  • アルコール
  • 食べ物
  • 環境
  • パピローマウイルス

治療法はⅠ期、Ⅱ期のがんでは放射線治療が主で、進行がんでは手術による治療となります。

中咽頭がんは扁桃肥大や悪性リンパ腫に間違えられることもあります。

また食道がんとの重複が多いとのこと。

咽頭の痛みや、食べ物を飲み込むさいに痛みを感じるようでしたら、耳鼻咽喉科で診ていただき、

中咽頭がんが疑われる場合は、頭頸部がんの専門医のいる専門医療機関を紹介してもらいましょう。

<最後に>

今回は顎のしこりについてご紹介しましたが、他にもしこりを見つけやすい場所はあります。

しこりは自分で触って見つけられる病気のサインです。

日頃からお風呂などで触って探す習慣をつけるのも良いかもしれませんね。

 

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 - 【健康】

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