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長引く咳の原因は【結核】の可能性あり!

      2017/03/05

咳が長引いてなかなか止まらないことありますよね。

「この咳は風邪なのかな?」と少し不安になることも・・・

長引く咳が2週間以上続いたら、結核の可能性があります。

結核はかつて明治から昭和20年台まで「国民病」「亡国病」と恐れられ、日本人の死亡原因のトップでした。

その後、薬の進歩もあって100分の1まで激減しましたが、1990年代半ばからまた患者が増えはじめ、近年は年間約2万5千人が発症し、2千人以上が亡くなっています。

減らない理由の一つが薬に抵抗力をつけた「耐性菌」の出現です。

今回はしぶとくて油断すると怖い病気「肺結核」について分かりやすくご紹介いたします。

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1 結核とは

結核とは全身のあらゆる臓器に感染する可能性のある病気で、代表的なものが肺結核です。

結核は「結核菌」という細菌が引き起こします。

肺に結核菌が住み着くと炎症が起き、肺炎のような症状がでます。

症状が進行すると、肺組織がとけて、咳やくしゃみと共に肺の外に出され、そのしぶきを吸い込むことで、人から人へ感染します。

肺結核の概要が分かる動画をご用意しましたのでご覧ください。

結核菌は血液やリンパ液に乗って全身に広がる場合もあり、臓器不全や呼吸困難で命の危機にさらされることも。

結核の治療には薬を使いますが、近年、新たな問題として従来の薬に抵抗力をつけた「耐性菌」が出てきています。

 

2 結核の原因

結核の原因菌、「結核菌」は咳やくしゃみなどによって、人から人へ感染が広がります。

結核感染のリスクを増大させる行為

頻回の咳

くしゃみ

歌を歌うこと

親密な社会的ネットワーク

 

引用:感染性結核に接触した人に対する健診ガイドラインより
http://www.jata.or.jp/rit/rj/cdcguidesesshoku.pdf
(2016/05/15)

結核は空気感染で広がります。

活動性肺結核(肺結核の治療を必要とする状態)の患者さんが咳をすると、結核菌を含んだ「しぶき」がでます。

このしぶきは時間とともに水分が蒸発し、軽くなって空気中に長時間漂います。

しかし結核菌の感染力は弱く、菌を含む空気を少し吸い込んだ程度では感染しないと言われています。

感染するケースは、この空気を大量に吸い込み、それが肺の奥にある肺胞に到達した場合

感染力の強いインフルエンザや風邪のように、喉や鼻から感染するのとは違います。

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3 結核の症状

結核の症状は風邪や肺炎、喘息によく似た症状がでます。

結核の8割が肺の結核、2割が骨や腎臓などの他の臓器とされています。

肺結核の症状は

<初期症状>

  • 咳(湿った感じの咳が長く続く)
  • 痰(人によっては出ない)
  • くしゃみ
  • 発熱(微熱)

<進行すると>

  • 息切れ
  • だるさ
  • 呼吸困難
  • 血の混じった痰
  • 血を吐く

結核菌に感染しても、全員が発病するとは限らず発症率は10~20%で、なにも症状が出ないまま(冬眠状態)で過ごしている方が多いそうです。

ただし高齢や何かの原因で体の抵抗力(免疫力)が落ちた時に発病するケースが多いそうです。

 

<発病を招く要因は>

高齢

糖尿病

人工透析をしている方

HIV感染

胃潰瘍

がん

ヘビースモーカー

BCGを受けていない

免疫抑制剤による治療中

ストレス

以前に結核を発病したことがある

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4 結核の検査

風邪のような症状で咳が2週間以上続くときは、結核の可能性がありますので、検査を受けましょう。

肺結核の検査は

  • ツベルクリン反応検査
  • 胸部レントゲン検査
  • CT検査
  • 喀痰塗抹検査
  • QFT(クォンティフェロン)検査(血液検査)

初期の結核は症状が軽いため、病気がかなり進行してから病院に来る方が多いそうです。

咳が長引く場合(2週間以上)、早目に呼吸器科医のいる病院の受診をおすすめします。

また問診の時には、いつ頃からどのような咳や痰がでるのかをしっかり伝えることが大切です。

 

5 結核の治療

結核の症状が進んだ人は、周囲の人にうつさないために入院が必要です。

入院期間は半月~数か月程度。

周囲の人にうつす心配のない場合には通院治療もできます。

結核の治療は数種類の薬(抗結核薬)を使った化学療法が基本です。

最近主流になっている方法は、リファンピシン(錠剤)とイソニアジド(カプセル)という薬を使う方法で、最初の2か月間は4剤、後の4か月間は2~3剤を服用します。

正しく飲み続ければ95%以上の人が治るそうです。

通院治療で注意しなければならない点は、症状が治まったからといって薬の服用をやめてしまうことです。

これは薬の効かない耐性菌を生み出すことにつながり、もしそうなると病巣を摘出する手術が必要になる場合があります。

処方された薬は忘れずに、すべて飲みきることが大切です。

 

6 結核の予防法

結核にならないためには、やはり定期的な健康診断が重要です。

とくに日頃大勢の人と接触する機会の多い学校の先生や医師、その他そのような仕事をされている方は結核への知識と意識が大切です。

<3結核の症状>でもご紹介しましたが、結核の予防のためには、免疫力を保つことが重要です。

  • 規則正しい食生活
  • ストレス発散
  • 禁煙
  • 糖尿病や胃潰瘍などの治療

 

結核は感染力が弱いので、それほど神経質になる必要はありませんが、感染のリスクを抑えるためにも正しい知識は必要です。

 

今回は肺結核が原因の咳についてご紹介しましたが、咳の原因は他にもいろいろあります。

市販の咳止め薬で対処できるものもあります。

別記事の「咳止めは飲んだほうがいいの?飲まないほうがいいの?」も参考にしていただければ幸いです。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

(※記事内容の実施に当たりましては、読者様の自己責任により、安全性・有用性を考慮いただいた上で、ご活用お願い申し上げます。)

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