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背中のしこりは【悪性軟部腫瘍】の可能性あり!

      2017/12/07

おふろで何気なく触った背中にしこりを発見!

良性か悪性か気になりますよね!

背中にできるしこりの多くは良性の脂肪腫などですが、稀に悪性のしこり(がん)を発症する場合があります。

悪性しこりの悪性軟部腫瘍(軟部肉腫)は早期治療開始が必要!

ですので、しこりを触って「もしかして悪性?」と疑えることが大切になります。

今回は、すぐに診てもらった方が良い【悪性軟部腫瘍の疑い方・特徴】を中心に、

受診科や治療法などについて分かりやすくお伝えします。

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1 背中の【悪性軟部腫瘍】の疑い方

それではさっそく本題です。

<背中の悪性しこり、症状の特徴>

背中にできる稀な悪性しこり:悪性軟部腫瘍(軟部肉腫)の症状の特徴についてお伝えします。

悪性軟部腫瘍は皮下組織や筋肉などの軟らかい組織にできるがんで、

その症状の特徴は、

・しこりに痛みを伴わないケースが多い

・しこりが比較的硬い

・しこりが短期間に大きくなる

・5cm以上(ピンポン玉を超える)は悪性の可能性がある

・神経やその近くに発生した場合、しびれ・麻痺を感じることがある

・皮膚に近い部分にできた場合(皮膚線維肉腫など)皮膚の変色・潰瘍になることもある

・しこりの外周がギザギザしていて、境目が分かりにくい

 

<良性の脂肪腫と似ている点>

悪性軟部腫瘍の症状は、背中のしこりに多い良性の「脂肪腫」と以下の点で似ています。

  • 痛みを伴わないケースが多い
  • しこりが5cm以上になることがある
  • 腫瘍ができる深さ

 

<悪性軟部腫瘍を疑うポイント>

脂肪腫と似ている症状を除くと、悪性軟部腫瘍を疑うべきポイントは、

  1. しこりが短期間に大きくなる(週単位)
  2. しこりが硬い

この2つがそろっている場合、悪性を疑ったほうがよさそうです。

※上記はあくまでも傾向で、悪性軟部腫瘍の確実な症状ではありません。人によっては別の症状がでる場合も考えられます。

また腫瘍が大きくなるスピードおよび硬さにつきましても、自分で判断しにくい部分もあるかもしれません。

 

悪性軟部腫瘍はしこりが痛くないため、大きくなって(がんが進行して)やっと病院に行くケースも多いそうです。

治療が遅れると、治療後の生活が不自由になったり、命に関わることも。

「もしかして悪性?」と思った時は、早目に専門医療機関を受診されることをお勧めします。

 

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ではもし悪性が疑われるしこりが見つかったら、何科で診てもらえばよいのでしょうか?

 

2 背中の悪性軟部腫瘍を疑ったら何科?

背中にしこりができた時は、皮膚科?外科?整形外科?と迷われる方も多いと思います。

ましてや悪性のしこりが疑われるときは、癌の専門医療機関?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

現状では、軟部腫瘍の専門医はなかなかいらっしゃらないようですが、

悪性軟部腫瘍が疑われる場合は、最初に整形外科の腫瘍を専門とする医師がいらっしゃる病院を受診されるのが良さそうです。

 

悪性軟部腫瘍は進行が速く、肺などに転移しやすいため、早期治療開始が大切です。

初回から上記の整形外科で診ていただくことをお勧めします。

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ここまで悪性軟部腫瘍の疑い方、症状について見てきましたが、そもそも悪性軟部腫瘍とはどういったものでしょうか?

ひき続き、悪性軟部腫瘍についてもう少し詳しくご紹介します。

 

3 悪性軟部腫瘍とは?

悪性軟部腫瘍は別名「軟部肉腫」とも呼ばれています。

骨や内臓を除く、筋肉や皮下組織にできる悪性の腫瘍(がん)です。

胃がんと比べると、患者数は圧倒的に少なく、約1/60。

 

全身のどこにでも発生する可能性はありますが、特にできやすい部位は、

  • 大腿部
  • 殿部
  • 膝から足首までの部分
  • 上腕部
  • 腕のひじから先の部分
  • 腰背部

 

軟部肉腫は皮下組織や筋肉などの軟部組織と言われるところから発生する悪性腫瘍です。

全身のあらゆる部位に発生し、約60%は四肢(うち2/3が大腿部などの下肢)に発生すると言われています。

 

引用:国立研究開発法人国立かん研究センター希少がんセンター 軟部の肉腫とはより

http://www.ncc.go.jp/jp/rcc/01_about/soft_tissue_sarcomas/index.html

(2017/08/27)

 

<軟部腫瘍の原因>

軟部腫瘍の原因は、はっきりとは分かっていませんが、近年の研究から、遺伝子の変異が関わっているのではないかと指摘されているそうです。

また、他の病気の治療で行われた放射線治療で、放射線が当てられた場所に悪性軟部腫瘍ができた事例もあり、放射線も一つの原因と考えられています。

 

<悪性軟部腫瘍の検査・診断>

悪性軟部腫瘍の検査には、2つの検査が行われます。

  1. 画像検査:X線撮影、CT、MRI、PET-CT
  2. 病理組織検査:腫瘍の一部を採取して検査

 

上記の検査に加えて、正確を期すために遺伝子検査を行う場合もあります。

 

がんの血液検査には、がんが作り出した物質を調べる「腫瘍マーカー」がありますが、悪性軟部腫瘍に関しては腫瘍マーカーがありません。

確定診断として病理組織検査(生検)が行われます。

 

<悪性軟部腫瘍の治療>

悪性軟部腫瘍の治療は悪性度の程度によって治療法が違ってきます。

【底悪性度】

主に手術によって病変を切除します。

術後に放射線療法を行う場合もあります。

 

【高悪性度】
  • 化学療法(抗がん剤治療)
  • 手術
  • 放射線療法

これらを組み合わせた治療が行われます。

 

また2012年11月に発売された分子標的治療薬「パゾパニブ」が投与されるケースもあるそうです。

 

ここまで背中にできる悪性しこりについて見てきましたが、実際にできやすいしこりは良性が殆どです。

悪性との違いを知る意味で、良性のしこりも見てみましょう。

 

4 背中にできる良性しこり

ここでは背中にできる良性しこりの代表的な3つをご紹介します。

 

 4-1脂肪腫

脂肪腫は、太ももや腕にできやすいしこりですが、背中にも多いです。

脂肪腫はその名のとおり脂肪のかたまり。

脂肪細胞が増殖して半円形に盛り上がった腫瘍で、40代~50代の女性に多い良性しこりです。

小さい場合、放置してもかまいません。

子供の頃にできはじめ、徐々に大きくなっていくこともあります。

 

<脂肪腫の症状>

脂肪腫の症状は、

  • 痛み:基本的に痛みはなし(神経の近くにできると痛みを伴うことも)
  • 大きさ:豆粒~5センチ超えまで

 

<脂肪腫の原因>

詳しい原因は解明されていませんが、発症者の8割に染色体異常がみられるため、それが原因の1つではないかと疑われています。

体質的にできやすい人と、そうでない人がいます。

 

<脂肪腫の検査・診断>

脂肪腫の検査方法は、

  • レントゲン検査
  • CT検査
  • MRI検査
  • 病理組織検査:腫瘍の一部を採取して検査

 

脂肪腫は普通、皮膚科で診ていただきますが、しこりが硬く、短期間で大きくなったものは、悪性軟部腫瘍との識別が必要になります。

その場合、皮膚科よりも整形外科の受診をおすすめします。

 

<脂肪腫の治療方法>

脂肪腫は、小さくて痛みが無く、生活に支障がない場合は、経過観察になります。

治療が必要な場合は、手術で取り除きます。

手術が検討されるケースは、

  • 目立つ場所
  • 痛みを伴う場合
  • 関節の近くにできた時

小さな腫瘍ですと、日帰り手術で済みます。

 

 4-2粉瘤

粉瘤のできやすい部位は、脇の下やおしり、顔、耳たぶですが、背中も多いです。

粉瘤(アテローム)とは袋状になった皮下組織に古い角質や老廃物がたまってしこりになったものです。

皮膚の古い角質は、普通「垢」として皮膚の表面から落ちますが、まれに毛穴の奥にできた袋状組織にたまることがあり、そこが腫瘍・しこりになります。

粉瘤は良性腫瘍。

このしこりは自然に消えることはなく、放っておくと徐々に大きくなります。

通常は痛みを伴わないしこりですが、袋状組織内に菌が入り込んで化膿してしまうと赤く腫れ、痛みが出ます。

 

<粉瘤の症状>

初期症状はかゆみを感じ、その後、しこりができるケースが多いようです。

症状は、

  • 痛み:無いことが多い(化膿すると痛む)
  • 大きさ:数ミリ~数センチ
  • 形:盛り上がるケースと盛り上がらないケースあり
  • 色:化膿すると赤く腫れる
  • 硬さ:少し硬めで弾力がある

 

<粉瘤の原因>

粉瘤ができる原因はまだ解明されていませんが、要因として考えられているのが、

  • 外傷
  • 打撲
  • ストレス
  • 疲労

などが関係しているのではないかと言われています。

 

<粉瘤の検査・治療>

粉瘤は、皮膚科か整形外科で検査・治療していただきましょう。

治療はおもに外科手術で、手術が必要なケースは、

  • 顔にできた時(大きくなる前に)
  • 痛みがある
  • 炎症を起こして赤く腫れている
  • 大きくなっている

手術は日帰りできる簡単なもので、垢がたまった袋状組織を取り除きます。

 

治療が遅れて炎症を起こすと、治療に苦痛を伴うこともあるそうです。

またごく稀に癌化するケースもあるとのこと。

痛みを伴う場合はもちろんですが、あまり大きくならないうちに整形外科か、手術設備のある皮膚科で診てもらいましょう。

 

 4-3ガングリオン

ガングリオンは若い女性にできやすい(男性の約3倍)傾向があります。

できやすい部位は手ですが、背中にできることもあります。

しこりの内部は無色透明の液体(ゼリー状)になっています。

ガングリオンは良性のしこり。

背中にできた場合、気づきにくいので、いつの間にかできて消えてしまうこともあります。

一度消えても再発することがあります。

 

<ガングリオンの症状>

ガングリオンの症状は、

  • 痛み:基本的に無し(神経の近くにできると、圧迫して痛みを感じることも)
  • しこりの色:赤変することは無い
  • 大きさ:小さい(稀に大きくなる)
  • 硬さ:軟らかいものから硬いものまで

 

<ガングリオンの原因>

ガングリオンができる原因は、はっきりとは解明されていません。

ですが、考えられる因子として、

  • 関節の使い過ぎ
  • ストレス
  • 血流障害

などが言われています。

 

<ガングリオンの検査・診断>

ガングリオンは整形外科で診ていただきましょう。

検査・診断方法は、

  • 注射器によるしこり内容物の吸引
  • MRI検査
  • 超音波エコー検査

 

<ガングリオンの治療法>

ガングリオンは経過をみて自然治癒で治ることが多いですが、しこりの大きさが大きかったり、痛みを伴う場合は、治療の対象です。

治療の方法は、

  • 注射器による腫瘍内容物の吸引
  • 腫瘍を皮膚の外から押しつぶす(自分でやるのは絶対にやめましょう)
  • 腫瘍の摘出手術

 

5 まとめ

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

それでは最後に、今回のポイントをまとめます。

<悪性軟部腫瘍の症状の特徴>

  • しこりに痛みを伴わないケースが多い
  • しこりが比較的硬い
  • しこりが短期間に大きくなる
  • 5cm以上(ピンポン玉を超える)は悪性の可能性がある
  • 神経やその近くに発生した場合、しびれ・麻痺を感じることがある
  • 皮膚に近い部分にできた場合(皮膚線維肉腫など)皮膚の変色・潰瘍になることもある
  • しこりの外周がギザギザしていて、境目が分かりにくい

 

<悪性軟部腫瘍と脂肪腫の似ている点>

  • 痛みを伴わないケースが多い
  • しこりが5cm以上になることがある
  • 腫瘍ができる深さ

 

<悪性軟部腫瘍を疑うべき症状>

  1. しこりが短期間に大きくなっている(週単位)
  2. しこりが硬い

この2つがそろっている場合、悪性を疑ったほうがよさそうです。

 

※上記はあくまでも傾向で、悪性軟部腫瘍の確実な症状ではありません。人によっては別の症状がでる場合も考えられます。

また腫瘍が大きくなるスピードおよび硬さにつきましても、自分で判断しにくい部分もあるかもしれません。

「もしかして悪性?」と思ったら、早目に整形外科の腫瘍を専門とする医師がいらっしゃる病院を受診されることをお勧めします。

6 記事を書き終えて

いかがでしたでしょうか?

参考になりましたでしょうか?

背中にしこりができても、見えなかったり手が届かないと、気づきにくいですよね。

ですので、たまに家族のだれかに背中を見てもらった方がいいのかもしれません。

背中にできるしこりの多くは良性ですが、稀に悪性のしこりができることもあります。

悪性の場合、早期治療開始が必要。

「もしかして?」と思ったら早目に診てもらいましょう。

また、しこりの中でも部位によっては(首、脇の下、足の付け根など)【悪性リンパ腫】の可能性もあります。

くわしい記事を下記でご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

 

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

(※記事内容の実施に当たりましては、読者様の自己責任により、安全性・有用性を考慮いただいた上で、ご活用お願い申し上げます。)

 - 【健康】

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