灯油ポンプの使い方!「手動を自動で全部流れるようにする方法」
2018/01/02
手動式灯油ポンプは「サイホンの原理」を使うと、自動で灯油を入れることができますが、途中で止まることがあります。

筆者撮影
ポリタンクの灯油が残り少ない時は特にそうです。
そんな時は、この方法がお勧め♪
ポリタンクの灯油を最後まで入れることができますよ!
今回は、手動式灯油ポンプに【ある物】を付けることによって、ポリタンクの灯油を楽に自動で残らず入れられる「灯油ポンプの使い方」をご紹介します。
簡単で、財布と地球にやさしい方法ですので、是非お試しください。
(この方法の実践に当たりましては、自己責任でお願いします。)
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1 灯油ポンプの使い方!「手動を自動で全部流れるようにする方法」
それではさっそくご紹介します。
<ご用意いただく物>
ご用意いただく物は次の3つです。
- 灯油ポンプ(手動)
- 普通のホースを20センチ(内径の直径が14ミリ)
- 約50センチの高さのポリタンク台

筆者撮影
(※上の写真は、台を撮っていません)
①灯油ポンプ(手動):ホームセンターなどで、100円くらいで売っています。
②普通のホースを20センチ:これもホームセンターにあります。
10センチ単位で切り売りするお店もあります。
③ポリタンク台:灯油を入れた状態で載せますので、頑丈なものが必要です。
<ポンプホースの延長>
20センチのホースを手動灯油ポンプの出口側ホースに差し込みましょう。

筆者撮影
<タンクを台に載せてセット>
下の写真のように、灯油の入ったポリタンクを台の上に載せて、石油ファンヒーターのタンクと灯油ポンプ(手動)をセットします。

筆者撮影
<灯油ポンプ(手動)の空気コックを閉める>
灯油ポンプ(手動)のシュポシュポの上に付いている空気コックを時計回りにネジって閉めます。
ポンプの中に空気が入らないよう、しっかり閉めましょう。

筆者撮影
<数回シュポシュポ>

筆者撮影
上の写真のように、灯油ポンプ(手動)の赤い部分を3~4回程度「シュポシュポ」しましょう。
これで灯油が自動で流れていきます。
※もし流れていかなかったら、空気コックの閉まりを確認して、もう一度多めに「シュポシュポ」しましょう。
<灯油の止め方>
これが大事です。
電動灯油ポンプは、灯油が満タンになったら、自動的にとまりますが、灯油ポンプ(手動)は自動でとまりません。
下の写真のように、ファンヒーターのタンクのゲージ小窓に灯油が見えたら、直ぐに空気コックを反時計回りに回しましょう。

筆者撮影

筆者撮影
これで灯油の流れは止まります。
私の経験上、買った灯油ポンプ(手動)をそのまま使うと、
灯油の流れが途中で止まることがあります。
ですが、ホースを延長するこの方法を使いますと、
ポリタンクの灯油をほぼ全部移すことができます。
ではなぜ全部流れていくのでしょうか?
つづいてその原理をご紹介します。
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2 灯油ポンプ(手動)がなぜ自動で流れるの?
灯油ポンプ(手動)が自動で流れる原理は、「サイホンの原理」です。
ご存知かもしれませんね。
ネットで検索するといくつか原理が紹介されていますが、今一つよく分かりません。
シンプルに考えますと、つぎのような原理が働いているのではないかと私は考えます。

筆者作成
大気圧で水面を押し下げる力は、左右のタンクで同じですので省略して考えます。
上のイラストのように、ホースの高さの違いが、この分の液体の落下する力として働いているのではないかと思います。
(※あくまで私の仮説的な考えで、必ずしも正しいとはかぎりません)
<なぜ途中で止まるの?>
買ったままの灯油ポンプ(手動)を使ってサイホンの原理で灯油を入れると止まることがあります。(私の経験)
なぜ途中で止まるのでしょう?
原因は2つ考えられます。
【1:台が低い】
下のイラストの様に、ポリタンクを載せる台の高さが低いと、入れている途中で、水面の高さ(水位)が同じになってしまい、流れが止まる。

筆者作成
【2:出口ホースの長さが足りない】
下のイラストの様に、出口側ホースの長さが短いと、
液体の落下する力が不足します。
すると、吸い込み口ホースの吸い込む力が足りなくなり、流れが止まる。

筆者作成
3 今回の方法の原理

筆者作成
上のイラストのように、ポリタンクの台の高さをファンヒータータンクの高さより高くすることにより、
水位が同じになることがさけられます。
また、出口ホースが長くなることによって、液体の落下する力が強くなり、吸い上げる力も強くなって流が止まらなくなります。
それによって、出る灯油の勢いも増して、早く入れられます。
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4 記事を書き終えて
いかがでしたでしょうか?
参考になりましたでしょうか?
灯油ファンヒーターはエアコン暖房に比べてやはり暖かいですよね!
我が家も3台使っています。
電動灯油ポンプは確かに便利ですが、この方法を使うと、手動式灯油ポンプもすてたもんではありませんよ!
- お財布にやさしい
- 故障が少ない
- 電池交換しなくてもいい
- 地球にやさしい
などのいい点もありますので、是非参考にしてみて下さい。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(※記事内容の実施に当たりましては、読者様の自己責任により、安全性・有用性を考慮いただいた上で、ご活用お願い申し上げます。)
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