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後頭部の「しこり」は【悪性リンパ腫】の可能性あり!

      2018/06/09

何気なく触った頭の後ろに「しこり」を発見!

良性なのか悪性なのか気になりますよね!

後頭部のしこりは良性が殆どで、それほど心配する必要はありませんが、稀に悪性腫瘍を発症することがあります。

私の父は首にしこりができて、だんだん大きくなるので病院で診てもらったら【悪性リンパ腫】でした。

悪性リンパ腫は早期治療開始が必要!

ですので、しこりを触って「もしかして悪性?」と疑えることが大切になります。

今回は、後頭部にしこりができた時に、すぐに診てもらった方が良い【悪性リンパ腫の疑い方・特徴】を中心に、受診科や治療法などについて分かりやすくお伝えします。

 

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1 後頭部のしこり【悪性リンパ腫の疑い方・特徴】

それではさっそく本題です。

悪性リンパ腫は白血球の中のリンパ球が”がん化”したものです。

後頭部に発症すると頭の後ろにあるリンパ節(後頭リンパ節)が腫れます。

<後頭部のしこり、良性・悪性の特徴>

下の表は、ご自分でしこりに気づいた時に、「これはもしかして悪性?」と疑った方がよい特徴についてまとめたものです。

「しこりの硬さ」につきましては、自分で触ってこれが硬いのか、軟らかいのかの判断がしづらいかもしれません。

また「しこりの可動性」とは、しこりを横から押したときに、少し動くような感じがするということで、これも個人差もあって分かりづらいかもしれません。

 

悪性の特徴として、しこりが短期間で大きくなったり、しこりの数が増える場合は特に注意が必要です。

上記の特徴はあくまでも目安としての特徴です。

疑わしい場合は、早目に専門医療機関の受診をおすすめします。

 

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では 後頭部のしこりは何科で診てもらえばいいのでしょうか?

続いてご紹介します。

 

2 後頭部のしこりは何科を受診?

後頭部のしこりの手術は、頭の後ろとはいえ、できるだけ傷あとを目立たなくした方がいいですよね。

  • 皮膚科専門医
  • 形成外科専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医

の資格をお持ちの医師がいらっしゃる病院がお勧めです。

また悪性が疑われる場合は、整形外科の腫瘍を専門とする医師がいらっしゃる病院もお勧めです。

悪性腫瘍は進行スピードが速く、肺などに転移しやすいケースもあるため、早期治療開始が大切。

初回から上記の医療機関で診ていただくことをお勧めします。

 

続きまして、後頭部にできる悪性リンパ腫の種類について見てみましょう。

 

3 後頭部にできる悪性リンパ腫の種類

悪性リンパ腫には大きく2種類あり、

  1. 非ホジキンリンパ腫(全体の9割)
  2. ホジキンリンパ腫(全体の1割)

後頭部にはホジキンリンパ腫が発生することがあります。

ホジキンリンパ腫を発症しやすい年齢は、

  • 20歳代
  • 50~60歳代

と2つに分かれていて、両年代で増加傾向にあります。

わが国では発症頻度は低く、悪性リンパ腫の約10%程度を占めています。年齢別の罹患(りかん)率は、若年者層(20歳代)と中年層(50~60歳代)の2つの年代で増加傾向があります。

 

引用:国立がん研究センターがん情報サービス ホジキンリンパ腫より

http://ganjoho.jp/public/cancer/Hodgkin_lymphoma/index.html

(2017/11/19)

発生しやすい部位は、頸部と鎖骨上のリンパ節です。

 

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ではそもそも「リンパ節」とはどういったものでしょうか?

<リンパ節とは?>

人体には血管とは別にリンパ管が全身をめぐっています。

リンパ管にはリンパ球を含むリンパ液が流れていて、古くなった細胞を運んだり、体に入ってきた菌やウイルスの処理を行っています。

このリンパ管は、ところどころ集積合流していて、その合流点がリンパ節です。

小豆くらいの大きさで、全身に600ヶ所程度あり、後頭部の「後頭リンパ節」もその一つです。

 

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続きまして、「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」の症状と原因などについてご紹介します。

 

4 ホジキンリンパ腫の症状・原因・検査治療法

ホジキンリンパ腫は一般的に悪性度が低く、順調に治療が進めば約65%~80%の確率で治るといわれています。

<ホジキンリンパ腫の症状>

ホジキンリンパ腫の典型的な症状は、リンパ節のしこりや腫れで、後頭部に発生すると、後頭リンパ節にしこりができます。

硬くて動かないしこりです。

 

しこり以外の症状としては、

  • 体重減少
  • 寝汗を異常に多くかく
  • 発熱(発熱したり下がったりを繰り返すことも)

<ホジキンリンパ腫の原因>

原因はまだはっきりとは解明されていませんが、考えられている要因として、

  • 化学物質(殺虫剤、除草剤)
  • ウイルス
  • 放射線

などがあります。

 

<ホジキンリンパ腫の検査・診断>

【組織検査】

悪性リンパ腫の確定診断として行われるのが、組織検査(病理検査)です。

腫瘍の一部を採取して、顕微鏡でリンパ腫の病型などを詳細に検査します。

また必要に応じて、遺伝子検査や染色体検査が行われることがあります。

 

【全身の状態を調べる】

治療に先立って、ホジキンリンパ腫がどこまで広がっているのか、また全身の状態が治療できる状態かを調べます。

具体的な検査は、

  • レントゲン検査
  • 尿検査
  • 血液検査
  • PET-CT検査(PET検査)
  • また病気の広がりが疑われる場合、必要に応じて、
  • 胃の内視鏡検査
  • 骨髄検査
  • 脳脊髄液検査

 

<ホジキンリンパ腫の治療法>

ホジキンリンパ腫の治療法に用いられる治療は主に次の2種類です。

  1. 化学療法:抗がん剤の投与
  2. 放射線治療:放射線を病変部に照射

病期(ステージ)などの詳細な検査結果をふまえて、上記の方法を組み合わせて治療が行われます。

 

5 非ホジキンリンパ腫の症状・検査・治療法

非ホジキンリンパ腫は比較的高齢者に多く、50代から発症が増えます。

<非ホジキンリンパ腫の症状>

非ホジキンリンパ腫の典型的な症状も、リンパ節のしこりや腫れで、硬くて動かないしこりが発生します。

しこりが触って分かる場合、大きさが1.5cm以上あることが目安になります。

病気が全身に広がるタイプでは、しこり以外の症状として、

  • 発熱(37度程度の微熱が長期的に続く)
  • 全身の倦怠感(十分な睡眠をとっているのに体がだるい)
  • 貧血(血液検査で貧血と診断される)
  • 体重減少(食べる量を減らしたり、特別な運動をしていないのに半年で体重が5キロ以上減る)
  • 寝汗を多くかく(夜中に起きて着替えなければならない程の寝汗をかく)

 

<非ホジキンリンパ腫の検査>

効果的な治療を判断するために、数種類の検査が用いられます。

 

【病気の広がりを把握するための検査】
  • 胸部X線検査
  • CTスキャンによる断層撮影
  • MRI検査(核磁気共鳴検査)
  • ガリウム(Ga)シンチグラフィー
  • PET(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)
  • PET-CT(別記事で体験談がございます)
  • 骨髄検査
  • 内視鏡による消化管(胃・腸内)検査
  • その他の検査

 

【リンパ節生検】

腫れているリンパ節やしこりの一部を切除して、顕微鏡で調べます。

この病理組織検査で悪性なのか、またどのタイプのリンパ腫であるかの判断ができます。

この組織検査は今後の治療方針を決定する上で、たいへん重要な検査となります。

加えて免疫学的な検査を行い、悪性リンパ腫がTリンパ腫なのかBリンパ腫であるかを調べます。

また病院によっては、原因を調査するために遺伝子レベルの検査に用いることもあります。

 

【全身の状態及び発病原因の検査】

悪性リンパ腫は、他の病気で免疫力が低下したために発病することもあります。

そのため、リンパ腫以外の病原体がないかを検査します。

具体的には、

  • 肝機能
  • 血糖値
  • 腎機能
  • B型肝炎
  • C型肝炎

血液検査

LDH(乳酸脱水素酵素)

CRP(C反応性蛋白)

可溶性インターロイキン-2(IL-2)受容体

 

<非ホジキンリンパ腫の治療法>

非ホジキンリンパ腫の治療には、複数の治療法があります。

  • 化学療法(抗がん剤)
  • 放射線療法
  • モノクローナル抗体療法
  • 造血幹細胞移植

非ホジキンリンパ腫は他のがんと比較して、化学療法や放射線療法がよく効きます。

個別の症状により、これらの治療を組み合わせることがあります。

 

【低悪性度】

<Ⅰ、Ⅱ期>

一般的に病変部分に放射線療法を行います。

それにより約半数の治癒が期待できます。

<Ⅲ、Ⅳ期>

化学療法(抗がん剤)により多くの患者さんが病変の縮小や消失になりますが、完全に治りにくいリンパ腫です。

病期の進行が遅く、抗がん剤の効きが悪いため、診断がついても直ぐに治療を始めず、経過観察するケースもあります。

 

【中~高悪性度】

日本人に多いタイプです。

咽頭部や扁桃などに発症した中~高悪性度リンパ腫には放射線療法によって、7割以上の治癒率が期待できます。

放射線の照射は一日一回で週5回、4~5週間行われます。

リンパ節や臓器に発症した中~高悪性度リンパ腫には抗がん剤を使った化学療法が行われます。

特に効果のある抗がん剤は、

  • ビンクリスチン
  • エンドキサン
  • アドリアマイシン

この3種の抗がん剤に副腎皮質ホルモンを加えた併用療法が標準的な化学療法で、薬の頭文字から「CHOP療法」と呼ばれています。

CHOP療法は3週間に一回で計8回行われ、治療期間は半年です。

進行期のⅡ~Ⅳ期でも標準的な化学療法で、約5割の治癒が期待できます。

 

【モノクローナル抗体療法】

近年臨床応用されている治療法で、欧米ではすでに高い治療効果が報告されています。

悪性リンパ腫に多いB型細胞の表面には「CD20」という標識抗原が現れています。

この抗原に特異的に結合するモノクローナル抗体(商品名:リツキサン)が抗原に結合し、リンパ腫細胞を破壊することができます。

CD20のない細胞には作用しないため、従来の抗がん剤と異なり、リンパ腫細胞のみを標的にした治療が可能です。

CHOP療法との併用でより高い治療効果も報告されていて、今後Rituxanを加えた(R-CHOP)療法が主流になると考えられています。

 

【造血幹細胞移植】

放射線治療や標準的な化学療法を行っても、再発の可能性が高い場合、この造血幹細胞移植を行います。

これは大量の抗がん剤や放射線照射を行った場合、血液を作る機能も破壊されてしまうため、患者本人やドナーから造血幹細胞(血液のもととなる細胞)を移植します。

 

ここまで「悪性リンパ腫」についてご紹介しましたが、後頭部にできるその他のしこりを5つご紹介します。

 

6 後頭部にできるしこり

 6-1 脂肪腫

後頭部に軟らかいしこりがある場合、脂肪腫も考えられます。

脂肪腫はその名のとおり脂肪のかたまり。

脂肪細胞が異常に増殖して半円形に盛り上がった腫瘍で、40代~50代の女性に多いしこりです。

子供の頃にできはじめ、徐々に大きくなっていくこともあります。

無痛で小さい場合は放置してもかまいません。

 

脂肪腫は基本的に良性ですが、ごく稀に脂肪肉腫(がん)を伴うこともあります。

 

<脂肪腫の症状>

脂肪腫の症状は、

  • 痛み:基本的に痛みはなし(神経の近くにできると痛みを伴うことも)
  • 大きさ:豆粒~5センチ超えまで
  • 可動性:触ると動く

複数まとまってできることもあります。

 

<脂肪腫の原因>

詳しい原因は解明されていませんが、発症者の8割に染色体異常がみられるため、それが原因の1つではないかと疑われています。

体質的にできやすい人と、そうでない人がいます。

 

<脂肪腫の検査・診断>

脂肪腫の検査方法は、

  • レントゲン検査
  • CT検査
  • MRI検査
  • 病理組織検査:腫瘍の一部を採取して検査

 

脂肪腫は普通、皮膚科で診ていただきますが、しこりが硬く、短期間で大きくなったものは、悪性軟部腫瘍との識別が必要になります。

その場合、皮膚科よりも整形外科の受診をおすすめします。

 

<脂肪腫の治療方法>

脂肪腫は、小さくて痛みが無く、生活に支障がない場合は、経過観察になります。

治療が必要な場合は、手術で取り除きます。

手術が検討されるケースは、

  • 目立つ場所
  • 痛みを伴う場合
  • 関節の近くにできた時

小さな腫瘍ですと、日帰り手術で済みます。

 

<脂肪肉腫>

脂肪肉腫(しぼうにくしゅ)とは、脂肪細胞に類似した腫瘍細胞が増殖したものです。

良性しこりの「脂肪腫」と病名は似ていますが、別のしこりです。

脂肪肉腫は軟部組織にできる「悪性軟部腫瘍」の一種。

(悪性軟部腫瘍につきましては、後ほどご紹介します)

 

<脂肪肉腫の症状>

後頭部にできる稀な悪性しこり:「脂肪肉腫」の症状の特徴は、

・しこりに痛みを伴わないケースが多い

・しこりが比較的硬い

・しこりが短期間に大きくなる

・5cm以上(ピンポン玉を超える)は悪性の可能性がある

・神経やその近くに発生した場合、しびれ・麻痺を感じることがある

・しこりの外周がギザギザしていて、境目が分かりにくい

 

<良性の脂肪腫と似ている点>

悪性の脂肪肉腫の症状は、良性の「脂肪腫」と以下の点で似ています。

  • 痛みを伴わないケースが多い
  • しこりが5cm以上になることがある
  • 腫瘍ができる深さ

<脂肪肉腫を疑うポイント>

脂肪腫と似ている症状を除くと、脂肪肉腫を疑うべきポイントは、

  1. しこりが短期間に大きくなる(週単位)
  2. しこりが硬い

この二つがそろっている場合、悪性を疑ったほうがよさそうです。

脂肪肉腫はしこりが痛くないため、大きくなって(がんが進行して)やっと病院に行くケースも多いそうです。

治療が遅れて進行すると、肺などに転移して、命に関わることも。

「もしかして悪性?」と思った時は、早目に専門医療機関の受診をお勧めします。

 

 6-2 粉瘤

後頭部にできるしこりに「粉瘤」があります。

粉瘤(アテローム)は皮膚良性腫瘍の約8割といわれていて、袋状になった皮下組織に古い角質や老廃物がたまってしこりになったものです。

粉瘤は良性腫瘍。

普通、皮膚の古い角質は、「垢」として皮膚の表面から落ちますが、まれに毛穴の奥にできた袋状組織にたまることがあり、そこが腫瘍・しこりになります。

通常は痛みを伴わないしこりですが、袋状組織内に菌が入り込んで化膿してしまうと赤く腫れ、痛みが出ます。

<粉瘤の症状>

初期症状はかゆみを感じ、その後、しこりができるケースが多いようです。

症状は、

  • 痛み:無いことが多い(化膿すると痛む)
  • 大きさ:数ミリ~数センチ
  • 形:盛り上がるケースと盛り上がらないケースあり
  • 色:化膿すると赤く腫れる
  • 硬さ:少し硬めで弾力がある

 

<粉瘤の原因>

粉瘤ができる原因はまだ解明されていませんが、要因として考えられているのが、

  • 外傷
  • 打撲
  • ストレス
  • 疲労

などが関係しているのではないかと言われています。

 

<粉瘤の検査・治療>

粉瘤は、皮膚科か整形外科で検査・治療していただきましょう。

治療はおもに外科手術か抗生物質投与で、手術が必要なケースは、

  • 痛みがある
  • 炎症を起こして赤く腫れている
  • 大きくなっている

手術は日帰りできる簡単なもので、垢がたまった袋状組織を取り除きます。

治療が遅れて炎症を起こすと、治療に苦痛を伴うこともあるそうです。

またごく稀に癌化するケースもあるとのこと。

このしこりは自然に消えることはなく、放っておくと徐々に大きくなります。

大きくなりすぎて、入院手術になったケースも。

痛みを伴う場合はもちろんですが、あまり大きくならないうちに整形外科か手術設備にある皮膚科で診てもらうことをおすすめします。

 

<粉瘤の癌化>

粉瘤の殆どは良性ですが、稀に大きくなって癌化することがあります。

  • 2005年:足底部の粉瘤が癌化
  • 2008年:おしりの粉瘤が癌化
  • 2010年:粉瘤癌化の報告あり

最近では、毎年のように粉瘤の癌化が報告されているとのこと。

癌化は稀ですが、粉瘤と診断されたら早目に摘出手術を受けることをおすすめします。

 

 6-3 石灰化上皮種

名前のように、皮膚下の組織が石灰のように硬くなる病気です。

基本的に良性。

できやすい部位は首や二の腕ですが、後頭部にもできます。

若い方に多く発症する傾向があります。

 

<石灰化上皮種の症状>

  • かゆみ(軽い痛み、無痛の場合も)
  • しこり部の変色(黄色み、黒ずみ)

 

<石灰化上皮種の検査・治療法>

皮膚科や形成外科で検査してもらいましょう。

治療が必要な場合は、手術によって取り除きます。

部分麻酔で、1時間以内で終わるケースが多いそうです。

 

 6-4 毛包炎

毛包炎(毛嚢炎)とは、毛穴から毛根を包んでいる部分に菌が入って繁殖し、炎症を起こしてしまう皮膚病です。

炎症で膿がたまると、そこがしこりに。

後頭部は、就寝中にまくらが長く当たっていますので、寝汗などで頭皮が湿った時に毛包炎ができやすいとされています。

原因菌は、

  • マラセチア菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • コアグラーゼ陰性ブドウ球菌

軽い症状ですと自然に治りますが、再発をくりかえしたり痛みがある場合には、皮膚科で診てもらいましょう。

予防法は、頭皮を清潔に保つこと。

お風呂で頭皮をマッサージするように、優しく丁寧に洗いましょう。

 

 6-5 悪性軟部腫瘍

脂肪肉腫を含む「悪性軟部腫瘍」は全身のあらゆる部位に発生します。

悪性軟部腫瘍は別名「軟部肉腫」

骨や内臓を除く、筋肉や皮下組織にできる悪性の腫瘍(がん)です。

胃がんと比べると、患者数は圧倒的に少なく、約1/60。

特にできやすい部位は、

  • 大腿部
  • 殿部
  • 膝から足首までの部分
  • 上腕部
  • 肘から先の部分
  • 腰背部

軟部肉腫は皮下組織や筋肉などの軟部組織と言われるところから発生する悪性腫瘍です。全身のあらゆる部位に発生し、約60%は四肢(うち2/3が大腿部などの下肢)に発生すると言われています。

 

引用:国立研究開発法人国立かん研究センター希少がんセンター 軟部の肉腫とはより

http://www.ncc.go.jp/jp/rcc/01_about/soft_tissue_sarcomas/index.html

(2017/08/27)

 

<軟部腫瘍の原因>

軟部腫瘍の原因は、はっきりとは分かっていませんが、近年の研究から、遺伝子の変異が関わっているのではないかと指摘されているそうです。

また、他の病気の治療で行われた放射線治療で、放射線が当てられた場所に悪性軟部腫瘍ができた事例もあり、放射線も一つの原因と考えられています。

 

<悪性軟部腫瘍の検査・診断>

悪性軟部腫瘍の検査には、2つの検査が行われます。

  1. 画像検査:X線撮影、CT、MRI、PET-CT
  2. 病理組織検査:腫瘍の一部を採取して検査

上記の検査に加えて、正確を期すために遺伝子検査を行う場合もあります。

 

がんの血液検査には、がんが作り出した物質を調べる「腫瘍マーカー」がありますが、悪性軟部腫瘍に関しては腫瘍マーカーがありません。

確定診断として病理組織検査(生検)が行われます。

 

<悪性軟部腫瘍の治療>

悪性軟部腫瘍の治療は悪性度の程度によって治療法が違ってきます。

【底悪性度】

主に手術によって病変を切除します。

術後に放射線療法を行う場合もあります。

 

【高悪性度】
  • 化学療法(抗がん剤治療)
  • 手術
  • 放射線療法

これらを組み合わせた治療が行われます。

 

また2012年11月に発売された分子標的治療薬「パゾパニブ」が投与されるケースもあるそうです。

 

7 まとめ

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

それでは最後に、今回のポイントをまとめます。

<悪性リンパ腫の特徴>

  • しこいが比較的硬い
  • しこりが短期間に大きくなる
  • しこりが無痛
  • しこりが触っても動かない

 

<脂肪肉腫の症状の特徴>

  • しこりに痛みを伴わないケースが多い
  • しこりが比較的硬い
  • しこりが短期間に大きくなる
  • 5cm以上(ピンポン玉を超える)は悪性の可能性がある
  • 神経やその近くに発生した場合、しびれ・麻痺を感じることがある
  • しこりの外周がギザギザしていて、境目が分かりにくい

 

<脂肪肉腫と脂肪腫の似ている点>

  • 痛みを伴わないケースが多い
  • しこりが5cm以上になることがある
  • 腫瘍ができる深さ

 

<脂肪肉腫を疑うべき症状>

  1. しこりが短期間に大きくなっている(週単位)
  2. しこりが比較的硬い

この二つがそろっている場合、悪性を疑ったほうがよさそうです。

 

(※上記はあくまでも傾向で、脂肪肉腫の確実な症状ではありません。人によっては別の症状がでる場合も考えられます)

 

<粉瘤の癌化>

粉瘤の殆どは良性ですが、ごく稀に大きくなって癌化することがある。

 

8 記事を書き終えて

いかがでしたでしょうか?

参考になりましたでしょうか?

しこりは筋肉の緊張でできることもあります。

長時間のデスクワークなどで、筋肉が緊張したとき、後頭部にしこりができることも。

その場合は、指で指圧したり、マッサージをして筋肉の緊張をやわらげるのが効果的です。

 

後頭部にできるしこりの殆どは良性です。

ですが稀に悪性のしこりができることもあります。

悪性の場合、早期治療開始が必要。

疑わしいしこりは早目に診てもらうことをおすすめします。

 

悪性のしこりは全身の色んな部位にできる可能性があります。

くわしい記事を下記でご紹介しておりますので、是非ご覧ください。

 

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

(※記事内容の実施に当たりましては、読者様の自己責任により、安全性・有用性を考慮いただいた上で、ご活用お願い申し上げます。)

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