ファスナーが閉まらない!【この部分】を締めて直しましょう
「ファスナーが噛み合わなくて閉まらない!」´_`。

筆者撮影
ファスナーを閉めようとしてスライドさせても、エレメントが噛み合わなくて閉まらないことありませんか?
そんな時は、この方法をお試し下さい。
ネットでペンチを使って自分で直す方法が紹介されていますが、締める部分が間違っていると直りません。
ここでは、ペンチで締めるべき正しい位置をご紹介します。
この方法の実践に当たりましては、自己責任でお願いします。
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【目次】
本題の入る前に、ファスナー部品の名称をご紹介します。
1 ファスナー部品の名称
下の写真のように、ファスナーは3つの部品で構成されています。

筆者撮影
- スライダー
- エレメント
- テープ
<スライダー部分名称>

筆者撮影
ファスナーで大事な部品「スライダー」の部分名称は次の通りです。
- 引手
- 柱
- 口厚
- テープ溝
- レール
それでは続いて本題です。
2 ペンチで締めるべき正しい位置
今回はファスナーのエレメントが噛み合わなくなった時、自分でペンチを使ってスライダーを締めて直す方法をご紹介します。
<使うペンチは?>
使うペンチを2種類ご紹介します。

筆者撮影
写真のスパナ、またはラジオペンチを使います。
スパナは下の写真のように、ファスナーを開いた時の端部が開放されているバッグなどを直す時に、しっかり閉められて便利です。

筆者撮影
ラジオペンチは先端が細いので、全てのファスナー修理に使えます。
<ペンチで締めるべき正しい位置>
スライダーをペンチで締める際の正しい位置は、ファスアーを閉める時の前方側ではなく、後方側です。
(締めすぎに注意しましょう)

筆者撮影
その理由は、下の写真のように、ファスアーを閉める時には後方側の口厚が大事だからです。

筆者撮影
当たり前ですが、エレメントが噛み合って閉まる時、エレメントの最後の通り道はスライダーの後方部です。
でもファスナーは使っているうちに、この部分が摩耗や変形してきて、口厚が広がってきます。
口厚が広がると、ファスナーを閉めた時、左右のエレメントが上下にずれて、噛み合わせが外れてしまうのです。
ですので、この部分をペンチで締めて元の口厚に戻せば直ります。
私も最初はスライダーの前側をペンチで締めていました。
でも何度やっても直りませんでした。
何故なのかよく見てみたら、閉めた後の左右のエレメントが少し上下にずれていました。
「これが原因だ!」と気づき、スライダーの後方側をペンチでしっかり閉めたら、噛み合わせが外れなくなったのです。
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それでは続いてバッグを例に、実際の手順をご紹介します。
3 ファスナーが閉まらない時の修理手順(バッグ編)
<1:スライダーを戻しましょう>
少し力がいりますが、下の写真のようになったスライダーを閉める前の位置に戻しましょう。

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<2:ペンチ(プライヤー)で締めましょう>
ペンチかプライヤーで、スライダーの後方部の両側を締めましょう。
両側均等に!

筆者撮影
この時、最初は弱く締めてスライドさせてみて、まだ閉まらなかったら、徐々に強く締めていきましょう。
最初から強く締めると、スライダーが壊れる可能性があります。
また、締めすぎるとスライダーの動きが重くなります。
締めすぎに注意しましょう。
今回修理したバックは、ファスナーを開いた時の端部が開放されているので、プライヤーで締めることができます。
プライヤーの方が力を入れやすいので使いました。
ラジオペンチでもOK。
<3:直りました♪>

筆者撮影
何回かスライドさせてみて、エレメントの両側の上下のずれが無く、
スライダーの動きが重くなければ終わりです。
もし少し重くなったら、ファスナー専用潤滑剤をエレメントに塗ると軽くなります。
タッチペンタイプがありますので、エレメントだけに塗れて便利ですよ!
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4 ファスナーを開いた時の端部が開放されていタイプの修理法
下の写真のようにデニムパンツなど、ファスナーを開いた時の端部が開放されていタイプでは、
プライヤーは使えませんので、先端が細いラジオペンチを使いましょう。

筆者撮影
同じく、スライダーを元の位置にもどして両側均等に締めましょう。
5 記事を書き終えて
いかがでしたでしょうか?
参考になりましたか?
スライダーを締める位置が後方側にしましょう。
両側均等に!
また締めすぎに注意し、徐々に強く締めていきましょう。
私の使っているトートバッグは、買って半年くらいでファスナーが閉まらなくなりました。
この方法で修理して復活しました。
でも、数か月使っているとまた閉まらなくなりますので、その時はまたペンチで締めています。
スライダーに使っている金属が軟らかくて摩耗・変形しやすいようです。
最後にもう一度お願いします。
この方法の実践に当たりましては、自己責任でお願いします。
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6 おすすめ関連記事
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(※記事内容の実施に当たりましては、読者様の自己責任により、安全性・有用性を考慮いただいた上で、ご活用お願い申し上げます。)
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